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阿部 仁; 臼田 重和; 武石 秀世; 館盛 勝一
J. Liquid Chromatogr., 16(12), p.2661 - 2672, 1993/00
硝酸リチウム(LiNO)の塩析効果を利用し、遠心抽出分配クロマトグラフィ(CPC)による30%TBP抽出系における軽ランタノイドの相互分離を検討した。TBPの希釈剤として、四塩化炭素(CCl)とn・ドデカンを組合わせることで、移動相・固定相間の密度差を小さくし、移動相の送液圧力の低減化を目指した。バッチ実験の結果、1M HNO中のLiNO濃度の上昇とともに、ランタノイドの分配比Dと分離係数は増大した。また30%TBP溶液中へのCClの添加は、を損うことなくDを低下させた。このようなデータに基づき、CPCによるCe、Pr及びEuの分離を、低い送液圧力の下で行うことができた。溶質の濃度効果によって、バッチ実験結果とCPCの解析結果の間には大きな相違が認められたが、30%TBP-35%CCl-35%n・ドデカン、5M LiNO-1M HNO抽出系で、PrとEu間をほぼ完全に分離することができた((Pr/Eu):5.8、resolution(Pr/Eu):2.0)。
佐々木 貞吉; R.S.Williams*; J.S.Wong*; D.A.Shirley*
Journal of Chemical Physics, 68(6), p.2718 - 2724, 1978/06
被引用回数:48固体表面層(~25の放射線損傷をX線電子分光法(XPS)により調べその放射線化学的な有用性について検討した。実験には高純度LiNOおよびLiSO単結晶を用い、高真空下(410Torr以下)で0.3~1.6keV電子線を照射した。結晶表面層の生成物をXPSで調べたところ、被照射LiNOではLiNO,LiOなどがまた被照射LiSOではLiSO,S,LiS,LiO,吸着酸素などが認められた。なおLiSOを重照射すると最終的にはLiSおよびLiOのみになる。また1.4keV電子線の「differential energy loss」より分解量および生成物収量を見積り10~10のG値をえた。
大野 英雄; 古川 和男
J.Chem.Soc.,Faraday Trans.,I, 74(2), p.297 - 305, 1978/02
溶融アルカリ硝酸塩RNO(R=Li,Na,K,Rb,Cs,およびAg)について、X線解析により動径分布函数を求め、その液体構造を考察した。動径分布函数の第1ピークの解析から、これらの溶融塩中にNOイオンの存在が確認された。溶融NaNo,KNO,RbNOおよびCsNOにおいては、NOイオンのまわりに約3ケのカチオンが存在し、カチオン-アニオン間の平均的配置としてdiamond(あるいはN.Zincrendeacl)型に近い構造をしていると考えられる。一方溶融LiNOおよびAgNO中では、NOイオンのまわりに約6ケのカオチンが存在し、カオチン-アニオンの平均的配置として単純立方(S.C.)(あるいはNaCl)型に近い構造をしていると考えられる。他の物性値での、これらLiNOおよびAgNOno特異性は上の構造の差異によるものと考えられる。